韓国プロ野球・黄宰均、18kg減量後にYouTuber転身「イルファン」として新たな活動開始

18㎏ 뺀 황재균 이번엔 유튜버 변신…‘일루황으로 방송인 2막 본격화.png

元プロ野球選手・黄宰均がミュージカル観劇

韓国で20年にわたるプロ野球選手生活を終えた黄宰均が、放送とデジタル領域へと活動の軸足を移している。18kgの減量で注目を集めたのち、8月25日に自身のYouTubeチャンネル「イルファン」を始動。選手時代のイメージから「放送人」へとブランドを切り替える動きが本格化した。

初回コンテンツでは、制作スタッフとのやり取りに加え、私服のコーディネートやバイク、家庭での過ごし方など、競技の枠外にある日常を前面に配置。脚のむくみ対策として自宅で着圧ソックスを着用する様子も公開し、自己管理のリアリティを打ち出した。従来のスポーツインタビューの硬さを避け、スタッフがファッションを率直に評価するなど、バラエティ色の強い編集で親近感を強調している。

「イルファン」という名称は、黄宰均に関連してオンライン上で広く使われてきた表現を冠したものとみられる。現役時代に球場で示した迫力よりも、引退後の自然体に近い振る舞いを前面に置くことで、視聴者との接点を拡大しようとする狙いがうかがえる。

減量はおよそ半年に及び、体重は18kg落ちた。8月29日放送予定のMBC「全知的おせっかい視点」では、体脂肪量3.2kg、体脂肪率3.9%まで落とした状態が紹介される見通しだ。もっとも、こうした体組成の数値や短期減量の手法は一般の健康管理の基準とは直結しない面があり、プロ選手としてのトレーニング経験や体質を踏まえた理解が必要だ。

引退イベントに向けた準備も一段と進めていた。記念バットやユニフォームを整え、体重管理と運動に注力して臨んだが、当初8月8日に予定されていた韓国・水原のKTウィズパークでのセレモニーは、猛暑の影響で延期となった。

黄宰均は現役時代から体づくりに厳格で、食事管理と有酸素運動、ウエイトトレーニングを組み合わせた手法を明かしてきた。昨年にはKTウィズの公式YouTubeで、一定期間、肉と野菜、カボチャを中心にした食事に有酸素と筋力トレーニングを毎日併用し、6週間で13kg減量したと説明している。

競技経歴は、1987年生まれの彼が2006年に現代ユニコーンズでプロ入りし、ヒーローズ、ロッテ・ジャイアンツを経てKBOリーグを代表する内野手の一人へ成長。2017年には米大リーグのサンフランシスコ・ジャイアンツでメジャーの舞台を踏み、翌年からKTウィズに合流。2025シーズンを最後に引退した。

新たな活動の受け皿として、2026年2月にSM C&Cと専属契約を締結。所属事務所にはバラエティ分野で実績のあるタレントが多く、スポーツ出身者の放送界進出で成功例として知られる人物も名を連ねる。黄宰均は引退前後からMBC「全知的おせっかい視点」をはじめ複数の番組やYouTube企画に出演し、JTBCのバラエティ出演も予告されている。自前のチャンネル「イルファン」を併用することで、放送局制作の番組と個人発信の双方を通じたコミュニケーションの経路を確保しつつある。

プライベートでは、韓国のミュージカル公演会場を訪れた様子が本人のInstagramに投稿され、文化コンテンツの消費者としても存在感を見せた。出演ではなく観劇の行動だが、放送人としての露出拡大と生活圏の可視化が同時進行していることを印象づける場面となった。

韓国では、スポーツスターが引退後にバラエティや個人メディアへ活動範囲を広げることは珍しくなくなっている。一方で、選手時代の知名度だけでは長期的な活動の持続は難しいため、鍵を握るのは固有のキャラクター性とコンテンツの競争力だ。黄宰均は、率直な語り口や継続的な自己管理に加え、ファッションや趣味といった個人的テーマを組み合わせる方針を打ち出し始めた。球場を離れた彼にとって、評価軸は打率や本塁打数ではない。YouTubeとテレビの両輪で「放送人」としての立ち位置を確立できるか、韓国のスポーツとエンターテインメントの交差点で注目が集まる。

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