日経平均、最高値更新を視野に AIラリーの資金は再びソフトバンクへ

chatgpt image 2026년 5월 22일 오후 01 43 46
日経平均、最高値更新を視野に AIラリーの資金は再びソフトバンクへ [c]j-policon.com

東京株式市場で、人工知能(AI)を軸にしたリスク選好の流れが再び強まっている。22日午前の日経平均株価は続伸し、取引時間中に終値ベースの最高値である6万3272円を上回る場面があった。米ハイテク株高に加え、米国とイランを巡る地政学リスクの緩和期待が投資家心理を押し上げた。相場の中心にいるのは、ソフトバンクグループ(SBG)だ。

Yahoo!ファイナンスによると、日経平均は22日午後1時23分時点で前日比1583円86銭高の6万3268円となり、5月13日に付けた終値ベースの最高値6万3272円にほぼ並んだ。今年の取引時間中の高値は5月14日の6万3799円で、相場は再び最高値圏に接近している。

上昇の背景には二つの材料がある。第一に、米国とイランを巡る緊張が和らぐとの期待だ。中東情勢を巡っては原油高や金利上昇への警戒が市場の重荷となってきたが、停戦や交渉進展への思惑が広がると、投資家は再びリスク資産に資金を振り向けやすくなる。第二に、米国市場で続くAI関連株高である。半導体、クラウド、データセンター、電力インフラといったテーマが一体となり、日本株にも買いが波及している。

中でも目立つのがSBGだ。株探によると、SBGは22日午後0時38分時点で前日比695円高の6734円、上昇率は11.51%に達した。取引時間中の高値は6881円まで上昇した。前日の21日にも1000円高、19.85%上昇しており、二日連続で大きく買われた形だ。52週高値は6923円で、最高値圏が目前に迫っている。

SBGが買われる理由は、単なる指数寄与度の高さだけではない。市場は同社を、AI時代のインフラを束ねる投資会社として見直し始めている。傘下に英半導体設計大手Armを持ち、OpenAIへの投資や大規模AIデータセンター構想にも深く関わる。ウォール・ストリート・ジャーナルは、SBG株が21日に19.8%上昇し、2000年2月以来の大幅高となったと報じた。OpenAIや、エネルギー・データセンター関連子会社SB Energyの上場期待が買い材料になったという。

この動きは、日本株相場の質的な変化も映している。これまでの日経平均上昇は、円安、輸出企業の業績改善、企業統治改革、株主還元の拡大が主な支えだった。だが足元の相場では、AIという世界的な成長テーマがより強い牽引役になっている。半導体製造装置、電子部品、データセンター、電力、ロボティクス関連が一つの投資テーマとして捉えられ、SBGはその象徴的な銘柄になっている。

もっとも、過熱感への警戒も必要だ。日経平均は3月31日に年初来安値5万558円91銭を付けた後、短期間で6万3000円台まで戻した。上昇の速度が速い分、利益確定売りが出やすい水準でもある。

AIラリーは期待が大きい分、失望にも敏感だ。AIデータセンターの建設には、半導体だけでなく、電力、冷却設備、土地、資金調達が不可欠となる。OpenAIの上場期待やArmの価値上昇はSBG株の支援材料だが、実際の収益化が市場の期待に届かなければ、株価調整のきっかけにもなり得る。

それでも、22日の東京市場が示したメッセージは明確だ。日本株は、単なる割安修正の市場から、世界のAI投資サイクルに組み込まれた市場へと変わりつつある。日経平均が6万3000円台で最高値更新をうかがい、SBGが最高値目前まで買われていることは、その象徴といえる。

今後の焦点は、AIへの期待が実際の利益とキャッシュフローにどれだけ早く結びつくかだ。地政学リスクが後退し、米ハイテク株高が続けば、日経平均6万5000円というシナリオも市場の視野に入る。ただし、その上昇は一直線ではない。AIが日本株の新たな主役になったいま、相場は期待と実績の距離を測りながら、次の高値を試すことになる。

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